空調服って、小さな扇風機をずっと身体に当てるようなものでしょ?
健康上悪いんじゃないのかなぁ?
ファン付き作業着(空調服)は、その名の通り小型のファンが取り付けてあり、「気化熱」で身体を冷却できる服。
近年、着ている人をよく見かけるようになりました。
ただ上記のように「健康に悪いのでは?」という観点から、購入をためらってる人も多いかも知れませんね。
ここでは、実際にファン付き作業着(空調服)は身体に悪影響を及ぼすのか?また、身体に害が及ばないようなファン付き作業着の使用方法について考えていきます。
ファン付き作業着(空調服)を使わない方が良い環境は?
記事を書くにあたり、ファン付き作業着(空調服)が健康に及ぼす影響についてネット等で調べてみました。
その結果、「就寝時や冷房の利いている場所での使用は、身体が冷えすぎてしまう可能性がある」という知見がいくつか見られました。
確かに、扇風機でも首振り機能を使って身体に風が一か所に当たらないようにすることは、一般的な常識として広く認知されていますね。
夏、あまりに寝苦しい時に、エアコンや扇風機を付けっぱなしにして寝冷えしたり風邪をひいたりしたという話はよく聞きます。
人間の身体は寝ている時は体温も低くなり、エアコンや扇風機を使うと体が冷えすぎ、その結果体調を崩したりするようです。
同様に、冷房の利いた場所での使用も身体を冷やしすぎる事につながり、健康に悪いということになります。
注意
就寝時、および冷房が利いている場所での使用は避ける
通常の使用であれば、特に問題なし
ただし上記以外の通常の環境、つまり「冷房設備のない場所での通常の使用時」における健康上の悪影響については、特に重大な指摘は見当たりませんでした。
もちろん、ひと口に作業と言っても職種や職場により全く異なります。
ただ夏場は、屋内外の環境に関わらず、じっとしてても暑く感じるもの。
ましてどんな作業であれ少しでも身体を動かせば、程度の差こそあれ汗はかくものですね。
そのような環境下であれば、たとえ作業中ずっとファンを回してファン付き作業着(空調服)を着ていても、特に問題はないのではないでしょうか。
多くの製品では風量が調節可能なので、作業内容や環境・その日の体調に合わせて風量をこまめに調節してみるのが良いかと思います。
さらに、
- 空調服の下に着用するアンダーウェア(コンプレッションウェア等)も、冷感効果の高いものにする
- 保冷剤が収納可能なファン付き作業着(空調服)で冷却効果をアップさせ、風量を抑えて使用
これらの方法でも、身体により負担がかからない状態でファン付き作業着(空調服)を利用することができるでしょう。
冷却効果をアップさせるアイテムは?
以上見てきたように、風量を抑えつつ冷却効果に優れたアンダーウェアや保冷剤を活用する事で、より身体への負担を抑え快適にファン付き作業着を着て作業ができます。
そこでここでは、冷却効果が期待できるアイテムをいつくか紹介していきます。
清涼コンプレッション
「コンプレッション(ウェア)」とは、身体に適度に密着した状態でフィットしつつ、無駄な動きを抑えて運動効率を高め、疲労軽減など身体をサポートする機能を持ったウェア。
最近は各メーカーから多くの製品が発売されており、冷感効果を高めた「清涼コンプレッション」もあります。
ロングスリーブコンプレッション 56124(自重堂)
▲この画像から詳細ページへ飛べます▲
サイド部分にラインが入ったオシャレなコンプレッション。
上記の写真は一つ上の画像のものと色違いですが、他にもホワイトやオレンジといったカラーも。
また、同じカラーで半袖の製品(56134)も用意されています。
クールフィッティッド kr4038(バートル)
▲この画像から詳細ページへ飛べます▲
オシャレな作業着で定評のあるバートル。
冷却効果の高い素材を使用してるのはもちろんですが、ストレッチ機能や消臭効果ほか機能性も高いコンプレッション。
「カモフラブラック」や「インディゴ」など、他のカラー展開もCoolですね。
ちなみにバートル製品はアップデートを頻繁に行ってるらしく、デザイン等若干画像と異なる場合もあるようです。
春夏用長袖コンプレッション xe6610(ジーベック)
▲この画像から詳細ページへ飛べます▲
東レのスプリンジー®素材を採用。素材全面の消臭効果が高いのが特徴。
薄くてムレにくく空気を抱え込まないので、ファン付き作業着を上に羽織っても内部は快適です。
上の「コン」のほか、チャコールグレー・シロ・クロなどのオーソドックスなカラーがあります。
保冷剤用ポケットが付いたファン付き作業着は?
ファン付き作業着(空調服)に保冷剤を入れてファンを動かすと、内部を循環する空気が低くなり、より冷却効果が高まります。
ただし、すべてのファン付き作業着に保冷剤を入れるポケットが付いている訳ではありません。
そこでここでは、保冷材用のポケットが付いているファン付き作業着を紹介します。
空調服TM春夏用長袖ジャケット 54050(自重堂)
▲この画像から詳細ページへ飛べます▲
両側のファンの間、やや上の辺りに、保冷剤専用のメッシュポケットが付いています。
カジュアルなテイストで、気軽に着こなせそうなデザイン。
上のシルバー系カモフラ以外にも、ネイビー系カモフラや「インディゴ」カラーがあります。
長袖ブルゾン空調服 az50299(アイトス)
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頭部を覆う「遮熱シェード」が付いており、後頭部にも風を通すことができます。
フルハーネス型安全帯対応。画像のシルバーグレー以外に、ネイビー、カーキなどのカラーも。
袖のないベストタイプ(AZ-50297)もあります。
アイスパック az865933(アイトス)
▲この画像から詳細ページへ飛べます▲
上記のアイトス社より、オプションとして発売されている保冷剤。
1個のサイズは「10.5×17.5×2cm」です。
まとめ
以上「空調服は身体に悪い?」という風評についての検証、および、より身体に負担のかからないようにファン付き作業着(空調服)を利用するためのアイテムを紹介してきました。
2023年の夏ももう間近ですが、具体的な作業内容や疲労度を予想し、しっかり準備した上で夏の作業を乗り切っていきたいですね。
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